人間の脳は右脳と左脳に分けられ、右脳は直観的な思考をする部位、左脳が論理的な思考をする部位と言われています。
赤ちゃんをお持ちの親御さんの中には、自分の子供を感受性豊かな人間に育てたいと思い、右脳を意識的に育てようとする「右脳教育」を受けさせる方も少なくありません。
０才から３才までの間というのは、右脳を発達させる上で大切な時期とされています。
このことがより「右脳教育」を望む親御さんの数を増やしているといえます。
「右脳教育」では、感受性を育てるためにモーツァルトのような美しいクラシック音楽を聞かせたりします。
それが具体的にどのような効果があるのかは、実際のところ諸説様々あるようなのですが、きれいな音楽を聞かせること自体は、決して問題のあることではないでしょう。
しかし、あまりその「教育」に熱心になり過ぎるというのもどうなのでしょうか？
赤ちゃんにとって「右脳教育」ももちろん重要でしょうが、それ以上に重要なのはやはり親の愛情ではないでしょうか？
教育に時間を割くあまり、愛情を注ぐための時間がなくなったりしてはいけません。
赤ちゃんにとって最上の教育とは、「自分は親から愛されている」ということを知ることではないでしょうか？その教育がなされないままでは、「右脳教育」もきっと意味がないように思われます。
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